J WOOD LVLは、ニュージーランドにおいて「法正林システム」で育てられたニュージーパイン(松)の木材を利用しています。法正林システムとは、計画的な植林・育林・間伐・伐採を30年サイクルで行うことで、森林資源を保護しながら、毎年ほぼ同数の木材を永続的に収穫していく、計画的な植林を行う方法です。
LVLとはLaminated Veneer Lumber の略で、日本語では単版積層材と言います。木材をシート常に切り出し、貼り合わせて作られます。シート状にした段階で乾燥さえたうえで貼り合わせることにより、内部までしっかりと乾燥した材料になります。
木材の乾燥による収縮が少なく、住宅を建てた後の木材の反りや割れを減少させることができます。また、ボルトの緩み等の発生も抑えることができます。
在来軸組工法とは、二つの木材を直角あるいは斜めに接合するために、それぞれの木材を刻んで切り欠きを造って組んでいきます。断面欠損が多くなって木材の強度が失われるという難点があり、また地震などの揺れで、接合部が外れるなどの耐震性の心配もありました(現在は、外れ防止のため、接合部すべて金物で固定しています)。
J WOOD工法とは、耐震性が要求される公共ホールや体育館などに普及している「緊結金具接合工法」を、住宅の構造接合に採用した工法です。木材同士の接続部に、最小限の切り込みを入れて金属金物(JK)を差し込み、接合部を金物で緊結することで、接合部の強化を実現しました。各種試験数値では、従来軸組工法による構造仕口の2倍以上の耐力が、公的に認められています。
※J WOOD LVLはオプションです