木造住宅の断熱工法は一般的に、「充填断熱工法」と「外張り断熱工法」の2種類に分けられます。
DIホームのSeedは「外張り断熱工法」。今でこそずいぶんと認知が広がり、多くの住宅メーカーでも「外張り断熱工法」の家を建てていますが、Seedを提供し始めた1990年代後半の頃は、まだごくわずかの工務店しか採用していませんでした。
栃木県北でいち早く導入したSeedの「外張り断熱工法」は、従来型の「充填断熱工法」に比べて、非常に高い断熱性能を実現しています。
上の図のように、従来型の「充填断熱工法」は壁の中に断熱材を充填させるため、断熱材の恩恵を受けられない柱や梁は外気の影響を受けて、冬なら冷え、夏なら熱せられてしまいます。また、木材と接する部分が多くなるため隙間ができやすいことも、断熱性能を下げてしまう要因となります。
Seedの「外張り断熱工法」では、柱や梁の外側から板状の断熱材で家を隙間なく覆います。壁面全体をほぼ一定の温度に保つことができるので、高い断熱性能を得られます。柱と柱にある配管や部材の影響も、一切受けません。
断熱材ですっぽり覆われた家なら、中の空気が外気の影響を受けず、まさに魔法瓶のようにしっかりと保温されます。