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CRT栃木放送に小板橋社長が生出演!高気密・高断熱住宅にかけるDIグループの思いをご紹介します

2022.04.11

3年間DIホームがスポンサーを務めた、CRT栃木放送鈴木智の企業の魅力☆見える化ラジオの最終回に、DIグループ代表取締役兼CEOの小板橋が生出演いたしました

日本の住宅の移り変わりや栃木県において高気密・高断熱がなぜ重要なのか、そして住宅づくりにかける小板橋の思い…。
大学生時代の同級生でもある番組パーソナリティの鈴木さんとの対談を、一部抜粋してお届けします。

※音声は下記記事でお聴きいただけます。
【CRT栃木放送】社長がラジオに生出演しました!

 


―県北で25年、「高気密・高断熱住宅のDIホームでお馴染みのDIグループ」とはどういう意味なんでしょうか?

はい、まず日本の住宅事情の歴史からお話させていただきます。

吉田兼好の有名な随筆、徒然草の中に「家の作りようは夏を旨とすべし。冬はいかなるところにも住まる。暑き頃、悪き住居は耐えがたきことなり」という記述があるんです。これは、「冬は厚着をしていればいいが、夏はとにかく風通しのいい家でなければならないという」意味です。

南北朝時代の1300年代以降、この徒然草に書かれているような住宅づくりが高温多湿な日本の風土の基盤になりました。

ですが、1869年に蝦夷地が「北海道」という名前に代わったとき、本州の人たちがその家づくりの方法をそのまま北海道に持って行ったんです。

みなさんご存じの通り北海道は極寒ですよね?

 

―そうですよね。そのままだと凍えてしまいますよね?

そうなんです。北海道ではこの家づくりの考え方だと、住めるんだろうかというくらいに寒かったそうです。

そこで、とにかく暖かい家に住みたいということで1953年に北海道防寒住宅建設等促進法という法律ができました。

snow_house

 

―法律ができたんですか?

はい、「北海道に」法律ができたんです。

それまで北海道の断熱材は「もみ殻」や「おが屑」だったんですが、その法律が一つの引き金となったそうです。

元々、北海道はブロック造がほとんどでしたが、とにかく寒い家じゃないようにしようということで住宅の考え方がどんどん進化していって、それに伴い公庫融資も増加することによって、断熱が重要視されるようになったということなんです。

 

―なるほど、そんな背景があったんですね。

実はその後も色々な問題が起きました。

まず第四次中東戦争やイラン革命などで2回のオイルショックがありました。

寒い北海道では灯油が必需品だったのですが、価格の高騰でどんどん家計が圧迫されるようになり、省エネの発想が出てきました。

それで1979年に「省エネ法」が制定されましたが、この段階では断熱材をただ厚くするだけの競争状態になっていってしまいました。

先ほどご紹介いただいた中に「気密」という言葉がありましたが、実はこのときに断熱と気密は一体にならなければ意味がないと周知されるような事件が起きたんです。

断熱性があっても気密がない家では室内に寒い風が入るようになり、床下が湿って結露するようになりました。そのせいで「ナミダタケ」という腐朽菌が繁殖し、家屋の床が落ちてしまう現象が出たんですね。

 

―自然の厳しさが、住宅づくりの考え方を改めるきっかけになったんですね。

オイルショックとナミダタケ事件という二つの大きな事件が重なって、じゃあどういう住宅づくりならば良いのかということで、実物の建物を造ったそうなんですね。

そのときに日本建築学会の北海道支部の中に、木造在来工法の改良に関する研究会を立ち上げて、1985年にできた新在来木造工法というものが高気密・高断熱の考えの基礎なんです。

 

―それは全然知らなかったですね。ところで、栃木県はヒートショックワースト1位の県ですが…

実は北海道が一番ヒートショックで影響を受けてない都道府県になっています。

ですが栃木県はワースト1位なんですよ。

僕は元々、東京にいたんですが日本一ヒートショックが多いという統計も出た栃木県の住宅の造り方は、関東の造りより北海道・東北系統の造りをすべきなんじゃないかと思ったんです。

それで、大手部材メーカーさんなんかとも研究をしたり色々な話をしながら、高気密高断熱住宅というのをやるべきだという考えになりました。

 heat_shock_roujin

―それを25年間やってこられたんですね。先見の明が今に結びついていますね。

ただ、当時は大工さんとか設計士さんに物凄く文句を言われました。

高気密高断熱で窒息死するんじゃないかとも言われました。

計画換気というのは今でこそ法制化されているんですけど、当時はまだ法制化されていなかったので、そういう言葉が出たのはしょうがないかもしれないですけどね。

 

―いわゆる高気密高断熱住宅とはどんなイメージですか?

例えば、ダウンジャケットは前を開いたら寒いですよね。

でも魔法瓶の中だと冷たい物を入れたら溶けにくいですし、熱いものを入れたら冷めにくい。

高気密高断熱住宅という家づくりもこの考え方を基本にしています。

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―栃木県はヒートショックや生活習慣病の多さを抱えていますが、それをなんとかしようとなさっているのがDIグループさんなんですね。

近年では栃木県・厚生労働省・国交省の試みで「省エネ住宅と健康の関係をご存じですか?」というリーフレットの配布なども行われていますね。

住宅は、健康のために最も重要な部分だと認定していただけたんだと思います。

DIグループでは、注文住宅だけでなくリフォームなどのご用命も承っていますので、これからも栃木県の皆様にもっともっと高気密高断熱住宅をお届けしていければと思っております。

 


DIグループは「住環境創造企業」です。

住宅や大型建設などを通して、お客様ひとりひとりが快適で長生きできる環境づくり、家族楽しく暮らせる住宅づくりを追求しています。