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「省エネ」・「創エネ」・「蓄エネ」で実現する災害に強い家造り

2020.07.24

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太陽光発電システムの特徴とメリット

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太陽光発電システムとは?

太陽光発電システムとは、太陽から降り注ぐ光の持つエネルギーを太陽光パネルで受け止め、電気エネルギーに変換して利用する仕組みです。
1958年、アメリカの人工衛星「ヴァンガード1号」で、世界で初めて電源として使われました。

半導体に光を当てると電子が生まれる「光電効果」という仕組みを利用しており、ソーラーパネルは2種類のシリコン半導体を重ね合わせた構造をしています。
そこに導線をつなぐと電流が発生し、電力が生まれるのです。
この電流は直流なので、パワーコンディショナーという装置で交流電流へと変換し、家庭内で使用したり電線を通して余った電力を売電したりします。

パネルの一番小さな単位を「セル」といい、それらを板状につなげたものが「モジュール」とよばれます。
屋根の上にはコストや最も発電効率の良くなる面積の兼ね合いを計算しながら、モジュール単位でパネルを並べることになります。

現在では一般家庭でごく一般的に使用される小規模なものから、メガソーラーとよばれる大規模な発電設備まで多様な製品が開発され、世界中で使用されています。

太陽光発電システムのメリットとは?

電気エネルギーの生産手法としては火力発電や原子力発電が多く使われていますが、原子力発電はひとたび事故が起こった場合の影響が甚大になりますし、火力発電は常に二酸化炭素の排出を伴います。
一方で太陽光発電なら、原子力発電のような大規模な事故の危険はありませんし、火力発電と違って二酸化炭素の排出もありません。

太陽光発電は安全で地球環境に負荷をかけず、太陽が存在する限り半永久的に発電が可能な、持続可能なエネルギーとして期待を集めています。

また、家庭にとって大きなメリットは電気代の節約につながるという点です。
発電する昼間は電気の使用量が減るため、電気代があまりかかりません。
昼間の電気代は夜間に比べて高いので、節約に繋がります。

さらに家庭内で使いきれず余った電力は、電気は電力会社に買い取ってもらえますので、売電収入が得られます。(10kW以上の産業用規模なら全量買い取り)。

この売電価格は普及が進むにつれて年々下がっていますが、普及につれてシステムの価格もずいぶん下がってきました。
設置面積や方角を加味した事前のシミュレーションが必要ですが、電気代の節約と合わせると、ある程度、コストメリットが期待できます。

停電の際は、太陽光発電システムの電力を直接使うことも可能です。蓄電池を併用すれば、夜間でも発電した電力を使用可能になります。

太陽光発電の導入検討の前に、まず知っておきたいこと

設置する多くの場所が屋根の上ですので、形状や材質などで太陽光パネルが設置できない場合や、自分の思う程たくさんパネルが乗らないこともあります。
また、太陽光発電システムメーカーもたくさんありますので、自宅にあった物を考えなくてはなりません。

DIグループの注文住宅に太陽光発電システムの設置について

太陽光発電システムの多くは屋根の形状などの制約を受け、

「もっとパネルを載せたいけれど載せられない。」

など、よく建売住宅をご購入されたお客様からお聞きします。
DIグループの注文住宅ですと、打ち合わせ当初から太陽光パネル設置を考えているお客様に、設計の時点で太陽光パネルを乗せられる形状のデザインや、家族構成含めた電力使用料などを一緒に考え、どのくらい太陽光パネルを乗せたらよいかシュミレーションしながら進められます。このことにより計画的で満足頂ける提案をさせて頂いています。

太陽光に関連した補助金制度について

太陽光発電システムを導入にあたり地方自治体(県・市・村)から補助金が出る場合があります。また、太陽光発電を絡めた補助金として、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)や竹田に関する補助金も用意されています。

2020年度は、国や栃木県からの住宅用太陽光発電システム設置費補助金はありません。補助金は、初期の設置費用を軽減するために用意されます。以前は補助金を利用しないと、高価すぎてなかなか導入ができませんでした。今では設置費用が安価になっていることもあり、国や栃木県からの補助金は用意されなくなりました。

栃木県北では大田原市や塩谷町には、2020年度も利用できる補助金が用意されています。それぞれ予算の上限金額や申請期間が決まっており、先着順で決定されますので、時期によってはすでに申請が終了している場合もあります。

年度でも補助金の条件や支給金額などが違ってきますので、詳しくは各自治体のホームページか、栃木県北エリアの状況であればDIホームの営業担当までお問い合わせください。

太陽光発電システムの選び方

現在太陽光普及拡大センターへ登録している太陽光発電システムパネルメーカーは、50社を超えています。たとえば、東芝・パナソニック・シャープ・京セラ・三菱・サニックス…など各メーカー様それぞれ特徴(長所)があります。

太陽光発電システムメーカー選びのコツとしては、屋根の形や勾配、取付け方位などが絡みますので、施工実績が豊富で、きちんとお客様の要望を聞きつつ、シミュレーションを見せてくれながら、一緒にどのメーカーが良いかアドバイスしてくれることができる会社に相談した方が良いと思います。

取り付けた後はどうなるの?

DIグループの注文住宅で太陽光パネルを取付けたとします。オール電化住宅なので、電力会社とはスマートライフ(時間帯別料金設定制度)で契約します。

スマートライフには「スマートライフS」「スマートライフL」の2つのプランがあり、
契約の大きさが60アンペアまでの場合はスマートライフS、 7kVA以上の場合はスマートライフLが適用されます。

料金はそれぞれ以下のようになっており、基本料金の部分が異なります。

・スマートライフS
基本料金(10Aにつき)286.00円
夜間 午前1時~午前6時が1KWあたり17.78円
朝晩 午前6時~翌午前1時が1KWあたり25.80円

・スマートライフL
基本料金(1kVAにつき)286.00円
夜間 午前1時~午前6時が1KWあたり17.78円
朝晩 午前6時~翌午前1時が1KWあたり25.80円

夜の電力の安い時間帯を利用してエコキュートでお湯を貯め、昼間の電力の高い時間帯は太陽光発電システムで発電した電気を使い、余った余剰電力は、電力会社に買い取ってもらいます。このことからオール電化で太陽光発電システムを導入すると、安い時間帯で電気を使い、高い時間帯は発電した電気を使いながら売電できるといったメリットが生じできます。

またHEMSや、蓄電池といった新技術設備の導入にも太陽光発電システムがあると、さらなるメリットにつなげられるでしょう。

HEMSとは?

HEMSとは「Home Energy Management System」の略です。家で使うエネルギーを、センサーやコンピューターを使って制御し、省エネルギーを実現するためのシステムです。

省エネ家電や太陽光発電などは、単体での省エネルギー化の設備となります。HEMSはさらに一歩先に進めて、家全体を省エネのために制御、最適化します。

HEMS-パワミル-とは?

HEMS・太陽光発電・蓄電池の組み合わせにより

「省エネ」・「創エネ」・「蓄エネ」+「災害に強い」

という災害に強いスマートハウスを実現するシステムです。

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HEMS-パワミル-の利点

見えるエネルギー

HEMSモニターで、電力会社から買った電力、太陽光発電の発電量・売電量、水道とガスの使用量、蓄電池から放電する電気量をグラフィカルに表示。“いま”の家の電気使用量が一目でわかり、節電意識が向上します。

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電力ピークカットで節約

太陽光発電による余剰電力を蓄電池へ+深夜電力で充電しておき、電力ピーク時には蓄電池の電気を使って電力使用料金を節約します。

停電時も安心

電力会社からの電力供給が遮断されても、太陽光発電による電気と蓄電池に充電された電力が使えるので安心です。電気だけではなく、水道・トイレ・お湯・ガスコンロも使えます。

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将来も安心

HEMS導入時に蓄電池を設置していなくても、後から蓄電池の導入が可能です。モニターはバージョンアップに対応しています(要インターネット環境)。

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導入検討の相談や資料請求は担当営業スタッフにお気軽にご相談ください。