子育て中や、これから子どもが生まれる予定の方ならば、家を建てるときに子どもの生活のことも少し考えてみましょう。ちょっとしたひと手間を加えるだけで、小さな子どもでも過ごしやすい家にすることができます。
階段や浴室などの手すりは、子どものことも考えましょう
高齢の方でなければ、大人の方はあまり“手摺り”の必要性を感じないかもしれません。しかし、まだまだ力の弱い子どもにとって、手すりは日常生活の手助けになるものです。
トイレや浴室・階段などは、手すりがあることでケガを予防することにもつながります。子どもでも持ちやすい形状の手すりを選んでみましょう。
引き出し・引き戸のソフトクローズ機構
子どもは引き出しや扉を、勢いよく閉めることが多いと思います。勢いが強いと、引き出しの中身が破損してしまったり、扉の部品を破損してしまったりすることがあります。そして何よりも、勢いよく閉められた戸に子どもが指を挟んでしまうなど、大きなケガにつながる場合もあります。
扉や引き出しが閉まる直前に勢いを弱め、ゆっくりと閉まる『ソフトクローズ機構』というものがあります。この機構があれば、閉まる時に大きな音もせず、破損も防ぎ、けがの予防にもなります。
小さな子どもがいる場合には設置しておきたい、大切な設備の一つです。
子ども専用の収納場所や置き場を確保する
子どもがまだ小さい時には、リビングで大半の時間を過ごすことになると思います。子どものおもちゃや絵本、おむつやミルクなどをしまっておく専用の置場所や収納をリビングにつくることで、片付けも楽チンにすることができ、また必要な時にもすぐに取り出すことができます。
子どもが少しずつ大きくなってきたときにも、決まった収納場所があれば自分で進んで片付けをすることも覚えてくるでしょう。
子育て中の過ごし方も相談してみてください
こういった小さな“ひと工夫”が、長く生活していく上での小さな安心、小さな過ごしやすさにつながってきます。
子育て中の生活の中で気になること、不安なことなども、設計や建築業者の担当者に相談してみましょう。過去の事例などから、最適な解決策をきっと提案してもらえると思います。