お風呂は一日の疲れをとるために、のんびりゆったりと過ごしたい場所ですよね。
ひとことで「お風呂」と言っても、浴室や浴槽の広さ、設備などには様々な種類があります。家族構成や将来のことも考えてプランニングしましょう。
ユニットバスの広さ
一般的に、ユニットバスには『1216タイプ』『1616タイプ』『1620タイプ』などと呼ばれる、広さを表す独自の表現があります。これは室内の内寸を表しており、例えば『1216タイプ』の場合は 1.2m × 1.6m の広さを表しています。戸建住宅の場合、ユニットバスの広さは『1616タイプ』と『1620タイプ』が主流となっています。
『1216タイプ』(0.75坪)
通常はマンションなどに使われることが多く、戸建住宅ではあまり使われることがない広さです。ユニットバスに入る浴槽のサイズは120cmまでとなり、身長が170cmを超える人の場合、少し窮屈に感じる場合があります。
『1616タイプ』(1坪)
160cm×100cmまでの浴槽を入れることができ、とてもゆったりと入浴できます。お子様と一緒に入浴したり、介助者が付き添いで入浴したりすることができます。
『1620タイプ』(1.25坪)
1616タイプと同じ160cm×100cmまでの浴槽を入れることができます。1616タイプに比べて洗い場に余裕があり、とても開放感のある空間になります。
出入り口の広さについて
浴室の入り口は、75cmの幅が一般的な広さと言われています。車イスなどを使用する場合には、広めに作る必要があり、80~85cm以上が目安と言われています。
入口の扉について
入口の扉には、浴室内での転倒やその他トラブルのときでも外から開けることができるように、引き戸もしくは折れ戸の建具を使うのが一般的です。また、安全強化ガラスやアクリルガラスなど安全面を考慮した素材を使用すると良いでしょう。
手摺り
浴室内は濡れていて、すべりやすくなります。子どもや高齢者の家族がいない場合でも、将来の事も考えて手すりを設置しましょう。浴室の出入り、浴室内の移動、洗い場で座る・立つ、浴槽への出入りなど、浴室内での行動を考えて手すりの設置位置を決めていきましょう。