ゼロ・エネルギー・ハウスは、「創エネ」で創ることができるエネルギー量が限られているため、「省エネ」として消費するエネルギーを抑える必要もあります。しかし、過剰な節電によって生活が不便になってしまうのでは、新しい家での快適な生活からは、ほど遠くなってしまいます。快適な生活を送りながらエネルギー消費量を抑えるためには、エネルギー消費量が大きい機器のエネルギー消費を抑えることが重要になります。
家庭で使われる設備の中で消費エネルギーが大きいものの代表は、冷暖房機器、照明、給湯機器などになります。
現在、照明はLED照明などが一般的となり、消費エネルギーが少なく長持ちする物が多くあります。給湯機器も、消費エネルギーが少ない設備にすることで対策することが可能です。
しかし冷暖房機については、機器の性能だけでなく、住宅性能にも大きく左右されます。
いくら省エネルギーの冷暖房器具を使用しても、断熱性能が低く気密の悪い住宅では、常に冷暖房器具を目いっぱい稼働させることが必要となります。こうなってしまっては、エネルギーの消費を抑えることができません。
ゼロエネルギーハウスは、高気密、高断熱の家だから快適!
高気密、高断熱の家でないと、ゼロエネルギーハウスは実現できません。高気密高断熱の家ならば、最低限の冷暖房器具の稼働で、夏涼しく冬暖かい温度差の少ない家を実現することができます。
つまり、ゼロエネルギーハウスの最大のメリットは、生活が快適に送られるということです。
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